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■東北地方太平洋沖地震対策まとめ（←から飛んでください。纏めて下さった方ありがとうございます。）

放射線源から放射線を浴びる量（被曝線量）は距離の2乗に反比例しているので、放射線源から2倍遠のけば被曝線量は４分の１。４倍遠のけば１６分の１となります。
よって、被曝を最小限にするためには、なるべく離れた所に速やかに避難していただくことが重要かと思います。
また、避難される際は、ハンカチを口にあてる、なるべく肌などの露出を控えるなどして、体内に放射性物質が入らないように注意してください。
放射性物質が体内に入ると、体内に留まって、なかなか排出されず、長期的かつ至近距離からの被曝となり危険です。
放射線は遮蔽（遮ること）することが最重要ですが、距離を置くこと、被曝時間を短くすることも重要です。

加えて、現在新たな水素爆発などが起こり、ネット上で様々なことが叫ばれていますが、その中で原子爆弾と原子力発電について混同している記述も見られます。
（※因みに放射能は放射線を出す能力のことであり、放射性物質が放射能を持つ物質そのもののことを指します。テレビなどで放射能漏れという表記が見られますが、間違いです。）
そういうものを見ますと、不用意に不安を煽ってしまっており、ただでさえ地震で不安になっている所に拍車をかけてしまっています。

結論から言いますと、後者において放射性物質漏れによって被曝することは現在でも考えられますが、原子爆弾のような大規模な爆発が起こるというわけではありません。
以下、極々大雑把にですが原子爆弾と原子力発電所の違いについての説明をさせていただきます。
そもそも、天然のウランにはウラン235とウラン238の二つが主に含まれています。
その内訳は多い方からウラン238が99.3%、ウラン235が0.7％となっています。
ウラン238はそのままでは燃料にならず、プルトニウム239に変化させることで燃料になります。
しかし、ウラン235に関してはそのままで燃料になります。
原子爆弾は天然のウランからそのウラン235を遠心分離にかけることによって、限りなく100％近いところまで濃縮したものです。
一方、原子力発電所では、ウラン235をの濃度を常に4％程度に保っており、96％はウラン238です。
また、原子爆弾は、中性子の制御を行っていないため、爆発的に中性子が増え、大規模な爆発が起こります。
ですが、原子力発電所では中性子の量を制御しており、中性子が増えては消えるという臨界と呼ばれる状態を保っているため、爆発が起きることはありません。
仮に、万が一爆発が起こったとしても、原子爆弾のような爆発が起こることはありませんし、兵器として作られた原子爆弾とは違い、原子力発電所では有事を想定した対応はきちんとなされています。
ですので、混同した記述を見ても不安にならず、テレビやラジオなどで発表された指示を元に行動してください。

放射線に関する資料→こちら
■通常時の被曝について
食物からの放射線 0.24mSv/年
宇宙からの放射線 0.38mSv/年
大地からの放射線 0.38mSv/年 （手元にある資料の国内の最大値と最小値を平均したものです。）
（※地域によって異なります。Sv《シーベルト》は生体への影響をみる指標のこと。）

■放射線を多量に浴びることによる障害について
万が一、多量に放射線を浴びた場合、放射線が遺伝子を傷つけることによって、身体に障害を引き起こします。
また、放射線を浴びることで、遺伝子異常を起こした細胞が出来、それが増殖することで障害がおこります。

※現在報道されています通り、被曝したからと言って、身体的被害がすぐ表れるようなことはありません。ですが、少しでも被災した方々の、被曝による健康被害へのリスクを減らすために、私（藍色）が知っている範囲で書かせていただきました。なので、心の隅に以上のことを置いていただき、行動していただけると幸いです。